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返報性の原理・コミュニケーション/人間関係の返報性の例

Author nopic iconkuritch
カテゴリ:人間関係

初回公開日:2017年08月19日

更新日:2020年08月21日

記載されている内容は2017年08月19日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

返報性の原理・コミュニケーション/人間関係の返報性の例

お返しの文化「返報性」が成り立っている日本

返報性の原理と日本人

昔から日本のカルチャーとして根付いている心理の一つに「返報性」と呼ばれるものがあります。

毎日の暮らしの中で、人は全く一人で誰とも顔を合わさずに生きることなど、おそらく不可能に近いはずです。知り合いであろうと見ず知らずの他人であろうと、一日の中で人と人とが交錯し続けながら、世の中は成り立っています。返報性の原理も人と人同士の関わり方の中から、次第に習慣化していったものなのです。

返報性の原理はアイデンティティ

昔の日本人の多くには返報性の原理が働いていました。誰かに物を頂いた場合や困っている時に何かをしてもらい助けてくれた場合には「恩」を感じます。

ゆくゆくはその「恩返し」をするという良い習慣がありました。それは日本人のアイデンティティとして、美徳の一つになっています。返報性の原理によって育まれてきた文化や風習は、徐々に歴史の流れの中で希薄にはなってきましたが、今現在も残っています。

返報性の原理についての概要

元々ある義理や人情こそ返報性の原理

返報性の原理とは具体的にどのようなものかご存知でしょうか?人から何かしら親切な施しがあると、受け手は当然感謝をします。やがてその分の「お返し」をいつかしようという心理が働きます。お礼のお返事や行為をする心理作用のことを「返報性」といいます。

人が本来持っている義理人情というものも返報性の原理と同様です。日本人は特にこの返報性の原理によって築き上げた文化が成り立っている面が多く、それが良さでもあれば欠点でもあります。

日常会話の中にある返報性の原理

有形のものに限らず無形な場合も返報性の原理は働きます。例えば近所や知り合いとの何気ない会話、その内容の濃さというのも関係しているのです。

よく、話のネタがなくその日の天気の状況から会話をし出すというケースは多くの方が経験しているでしょう。それは会話の内容が希薄なので、とりあえず無難なネタを振っているという現状です。天気ネタには天気で返してしまうでしょう。もっと深い内容の会話なら、相手のほうも真剣に聞くものです。

言葉や会話は生活に関わる大切なものです。相手の立場を考慮し、見返りやお返しに翻弄されない、本当の付き合い方こそ健全です。

恋愛コミュニケーションで働く返報性の原理と事例

恋愛関係の中では返報性の原理が顕著に現れます。パートナーと幸福な人生を歩めるかどうかは、返報性の原理をいかに働かせて日常で活かせるかにも関係があります。ここでは恋愛に関わる返報性の原理について解説いたします。

年間行事の中にある返報性の原理

恋愛の関係で身近にあることが、毎年の行事と化しています。それは「バレンタインデー」「ホワイトデー」といったイベントがそれに該当します。

例えばバレンタインデーで、近年では義理チョコのほうが主流になっているのは、どちらかと言えば普段お世話になっている方々へのほんの気持ちとして、ホワイトデーはチョコレートをもらったお返しをするルールとして成立しているからです。

恋愛にて返報性の原理を働かせるには?

上記のようなバレンタインやクリスマスなど、イベントに絡んだプレゼント攻撃を相手にするというのは、返報性の原理を応用した方法です。これは結構な度合いで恋愛感情のある人は積極的に行えるはずです。躊躇せずまずは好意を抱いた相手にプレゼントをあげてみましょう。その上で相手の反響を確認することをします。

恋愛での返報性の原理、その注意点

しかし、返報性の原理を恋愛の中で使う際は注意しなくてはならないことがあります。

必ずしも相手の気持ちに「見返り」「お返し」の心境が芽生えるとは限らないということです。100%成就するとは言い切れないことを自覚し行動する。これをはき間違えてしまい近年起っているのがストーカーなどのトラブルです。

相手の心までは変えられない場合があります。見返りを求めず自分が楽しむ程度で、相手を喜ばせるよう考えて行動しましょう。

その他人間関係にて働く返報性の原理と事例

お中元やお歳暮は昔から返報性の原理を応用している

人間関係やコミュニケーション全般で返報性の原理が影響していることの一つは、お歳暮・お中元の時期での贈り物のやり取り、年賀状などがあります。

いずれも「頂いたら、頂きっぱなしは相手に失礼」という考えが働くからです。慌ててお返し・お返事をするという習慣が延々と繰り返されています。これは善し悪しもあって、きりがないという人もいます。そのようなお返し合戦にあえて参戦しないご家庭なども増えてきています。

スーパーの試食コーナーの人員配置

スーパーやデパート等で行われている試食コーナーは、もはや当然のように設けられています。無料で食品提供し、その味を確かめてから購買を判断するやり方です。

その試食コーナーに店員配置をするか否かでも結果が違ってきます。店員配置した場合は声掛けをしたり直接食品を手渡すなどの営業行為をすると、顧客は商品を買わなければいけないという気持ちになることがあります。

逆に無人にした場合、単なる試食だけで素通りされてしまうケースが目立つようです。返報性の原理は人同士が何かアクションを起こして成立します。

SNSこそ返報性の原理で成り立つ