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40代の貯金額の中央値・平均貯金額|独身/夫婦/専業主婦/シングルマザー

更新日:2022年04月11日

40代は収入が増える一方でマイホームを購入したり子供の教育費が嵩んで何かと出費も多い年代です。そんな40代の貯金額はいったいどれくらいでしょうか。この記事では気になる40代の貯金額について世帯の形態別や貯金額別に平均値や中央値をご紹介します。

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40代の貯金額の中央値はいくら?

40代のライフステージとは?

40代とはどのようなライフステージにあるでしょうか。仮に30歳で結婚したとし、すぐに子どもが生まれたとすると40代前半で長子は中学生。この頃には収入も増えてマイホームを購入しているケースが多くなってきます。

そして子どもの教育費が益々かかってくる時期なので世帯主だけでなく配偶者も働いていることも多くなります。更に40代では子どもの教育資金がある程度積み立てできたら今度は自分たちの老後の資金についても考えなければなりません。

このようなステージにある40代の世帯の貯金額は一体どれくらいでしょうか。今回は現在40代だという方もこれから先40代を迎えるという方にとっても気になる40代の貯金額についてご紹介します。

40代の貯金額の平均値

2016年に金融広報中央委員会が行った家計の金融行動に関する世論調査(二人以上世帯)によると40代のうち金融資産を保有している人の貯金額の平均は939万円でした。また金融資産を保有していない人、つまり貯金がゼロの人を含めた40代の貯金額の平均は588万円でした。

このように見るとかなりの額を貯金している人が多いように見え「自分はこんなに貯金が無い」と不安になるかもしれません。しかし実際には高額の貯金を持つ少数の人が平均値を引き上げているので、より現実的な一般家庭の貯金額を把握するためここからは中央値を見て行きます。

40代の貯金額の中央値

中央値とは、すべてのデータを小さい順(または大きい順)に並べた時に真ん中に来る値のことです。このように中央値を見ることで、貯金額がものすごく多い人や全く無い人というように格差がある場合でも中間はどれくらいの数字になるかを知ることができます。

そこで上記の調査における二人以上世帯の40代の貯金額の中央値を見ると、金融資産保有世帯だけでは602万円、貯金がゼロの家庭を含めた中央値は200万円となっています。

このように中央値で見ると意外と少ない額であり、現実とかけ離れたものではないと感じる方も多いのではないでしょうか。

平均貯金額

それではここからは40代の平均貯金額を金額ごとに見ていきまます。それぞれどのような特徴があるでしょうか。

1000万

家計の金融行動に関する世論調査によると貯金額が1000万円以上1500万円未満の40代の人の割合は全体のうち二人以上世帯で9.1%、単身世帯では8.6%でした。

年収別に見ると貯金額1000万円の人に最も多い年収帯は500万円〜750万円、次いで300万円〜500万円でした。そして二人以上世帯の持家の割合は80%と多くなっています。

3000万

貯金額が3000万円以上の40代の割合は全体のうち二人以上世帯で3.1%、単身世帯では7.3%と全体に占める割合はかなり少なくなっています。

年収別に見ると貯金額3000万円の人に最も多い年収帯は300〜500万円、次いで500万円〜750万円が多くなっています。貯金額が3000万円と多い割に年収については300〜500万円の家庭が多く、必ずしも年収の高さと貯金額は比例しないという結果になっています。また、3000万円貯金がある人の持家率は89%とかなり高くなっています。

なお家族構成についてのデータを見ると夫婦のみの世帯の割合が最も高いのがこの貯金額の世帯の特徴で、教育費がかからない分貯金できているということが読み取れます。

100万

貯金額が100万円以上200万円未満の40代の割合は全体のうち二人以上世帯で5.5%、単身世帯では5.7%となっています。こうして割合で見ると1000万円貯金がある世帯よりも貯金額100万円の世帯の方が少ないことがわかります。

年収別の表を見ると貯金額100万円の人に最も多い年収帯は300万円〜500万円、次いで500〜750万円となっており、貯金額3000万円の家庭とそれほど変わらない結果になっています。ただし持家の割合については貯金額100万円の家庭だと66%であり、貯金額3000万円や1000万円の家庭よりは低い傾向があります。

また、夫婦のみの世帯の割合が低く、逆に子どものいる世帯が多いというのが貯金額100万円世帯の特徴です。教育費などにお金がかかっていいて貯金に回すことが難しいという状況が伺えます。

条件別の40代の平均貯金額

ここからは40代の平均貯金額を家族構成等の条件別に見て行きます。

独身

40代独身の人の貯金額はどうなっているでしょうか。

単身世帯を対象に平成26年に総務省統計局で行われた全国消費実態調査によると平均貯蓄額は以下の通りでした。
・40代独身男性 796万円
・40代独身女性 959万円
このように40代単身世帯では女性の貯金額の方が高くなっています。

なお40代の男性の平均年収は439万円で、女性は394万円となっており男性の方が収入的には高く、貯金額は女性の方が高いということになります。

この貯金額の内訳については男性は有価証券や通貨性貯金の割合が高く、女性は生命保険や定期性貯金の割合が高くなっています。このことからどちらかというと男性はすぐに使えるお金としての貯蓄が多く、女性は将来に備えて貯蓄しているという傾向が伺えます。

夫婦

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初回公開日:2017年08月24日

記載されている内容は2017年08月24日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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