ハイビスカスの花言葉とその意味・由来
皆さんはハイビスカスという花をご存知ですか?ハイビスカスはアオイ科フヨウ属の低木の総称で、交配品種を含めると非常にたくさんの品種があります。夏のイメージが強いですが、夏の暑さにに弱く、涼しくなると花を咲かせます。
見ていると非常に元気になることができ、明るい気分になることのできる花ですが、花言葉をご存知ですか?ハイビスカスの花言葉を知ることで、さらにハイビスカスが好きになることができるでしょう。
ハイビスカス全体の花言葉や、色別の花言葉について紹介します。今後、購入する時や人に贈る時の参考にしてください。
あなたを信じます・信頼
あなたを信じますという花言葉は、とっても素敵ですよね。なぜ、このような花言葉があるのでしょうか。
ハイビスカスは、ヒンズー教にとてもかかわりの深い花です。ヒンズー教徒のタミル人は結婚式の際、ココナッツとマンゴーの葉、ハイビスカスの花とともに、地面に落ちる前に拾った牛のフンでガネーシャ像を作り祀ります。
また、ハイビスカスはインドの神様であるガネーシャに捧げる花で、瞑想中の集中力を高めるといわれています。そのため、ヒンズー教の儀式で重要な役割を持っています。
ハイビスカスはヒンズー教の儀式で頻繁に使用されるほど、神聖な花です。信仰心から、「あなたを信じます」という花言葉ができたのでしょう。
新しい恋
ハイビスカスの花言葉には、「新しい恋」という美しくて少し切ない意味もあります。新しい恋という花言葉は、どのような理由で生まれたのか気になりますよね。ハイビスカスは、見ているだけで元気な気分になることのできる花です。
次々と花を咲かしてしぼむということを繰り返し、しぼんでしまったハイビスカスは人の手によって摘む必要があります。こうすることで、次に咲くハイビスカスのつぼみに養分がいきわたり、1年を通して美しいハイビスカスを楽しむことができるのです。
勇気ある行動
ハイビスカスには信頼や恋愛などを意味する花言葉が一般的に知られていますが、「勇気ある行動」というたくましい意味合いの花言葉もあります。なぜこのような花言葉があるのでしょうか。
ハイビスカスの花は秋に咲きますが、イメージは「南国」や「夏」ですよね。実は、ハイビスカスはハワイ州の州花に指定されています。ハワイは年間平均気温が25度と温暖で、「常夏の島」として知られています。
ハイビスカスは、このような暑さや非常に激しい雨にも負けずに花を咲かせるため、「勇気ある行動」や「勇敢」などの勇ましい意味の花言葉となりました。
ハイビスカスの種類
ハイビスカスには、園芸種も含めると約5000種類もあるようです。非常にたくさんの品種があるのですが、大きく分けると3種類に分けることができます。
3種類に分類したハイビスカスの花の特徴や名称をいくつか紹介します。3種類すべてのハイビスカスを比べてみましょう。
オールドタイプ
オールドタイプのハイビスカスは、交配されたハイビスカスの中でも年代が古い品種の総称です。私たちがイメージするハイビスカスよりも小ぶりで、かわいらしい花を咲かせることが特徴です。
どのような気候でもよく育ち、たくさんの花を咲かせますので、最も育てやすいということができます。花の色は赤やピンク、クリーム色などのシンプルなものが多く、だれからも愛される色合いのものが多いです。葉には深い切れ込みがあり、枝は細くよく伸びます。
オールドタイプに分類される品種には、カルメンイエローやレモンイエロー、ペインティッドレディなどがあります。花屋さんでもよく販売されているため、目にする機会が多いでしょう。
コーラルタイプ
コーラルタイプのハイビスカスは、フウリンブッソウゲというアオイ科の常緑低木をベースにして交配された品種の総称です。フウリンブッソウゲの花は大型の五弁花で、細く深い切込みがあることが特徴ですが、コーラルタイプのハイビスカスにも同じような切込みが入っています。また、細く垂れた枝の先に、かわいらしい小さな花がたくさん咲くことも特徴です。
非常に丈夫で育てやすいため、多くの人に好まれる品種です。しかし、寒さには弱いので、北海道などの寒い地域ではあまり目にする機会はないでしょう。沖縄県ではよく見ることができます。
コーラルタイプに分類されるハイビスカスの品種には、アイスピンクやレッドフラミンゴ、ピンク・バタフライなどの品種があります。花びらがフリルのようになっており、色は赤系統が多いです。部屋に飾ると、一気に華やかな印象になりますね。
ハワイアンタイプ
ハイビスカスの中で最も品種が多い種類が、ハワイアンタイプのハイビスカスです。名前の通り、ハイビスカスの原産国でもあるハワイで交配を繰り返して誕生した品種の総称です。
ハワイアンタイプのハイビスカスは、花が大きく豪華で、色彩が豊かなことです。ハワイの青い海と空に映える色のため、「これぞハイビスカス」という印象を持つ方が多いでしょう。また、花弁は幅が広く、葉は丸みを帯びています。花弁と花弁の間にほとんど隙間がないため、花は丸く見えることも特徴的ですね。花も葉も丸い形ですので、豪華な印象を持つでしょう。
ハワイアンタイプに分類されるハイビスカスの品種には、ミセス・ユキやマジックカーペッドライド、キャンプファイヤーガールなどがあります。花の色がカラフルなものが多いため、見ているだけで元気になることができます。
色別のハイビスカスの花言葉
先ほどハイビスカスの花言葉について紹介しましたが、これらはすべてハイビスカス全体の花言葉です。ハイビスカスにはたくさんの色の品種がありますよね。じつは、ハイビスカスは色ごとに花言葉が異なります。
ハイビスカス全体にも素敵な花言葉がありますが、色別の花言葉もとっても素敵です。色別の花言葉を紹介しますので、部屋で育てる時や贈り物にするときなど、参考にしてみましょう。
ピンクのハイビスカスの花言葉
ピンク色のハイビスカスは、薄いピンクから目も覚めるようなピンクまで、たくさんの色合いがあります。どれも違った印象ですので、見ているだけでも楽しむことができますね。
ピンクのハイビスカスには、「華やか」という花言葉があります。ピンクは非常に華やかな色ですし、ハイビスカスの華やかさもありますので、ぴったりの花言葉ですよね。部屋に飾ると、部屋が一気に華やかになります。
ピンクのハイビスカスには、ピンクのフリルが華やかな「ブロワダービー」や中心部が濃い色の「クリスタルピンク」、八重咲きの花が特徴的な「ドクタープリタ」、縁や筋が白い「マーサ・フレミング」、まんまるの花がかわいらしい「ピンクマドンナ」などの品種があります。どの品種も少しずつ色合いが異なりますので、お好みの色合いの品種を探してみましょう。