初盆とは?
初盆とは、故人が亡くなり四十九日の忌明けを過ぎ、初めて迎えるお盆のことです。お盆供養は毎年ことですが、初盆は故人にとって初めての里帰りとなります。一般的には、盆棚や盆提灯などを飾り盛大に行われます。(飾り方などについては、地域や宗派などにより違いがありますので、お寺様にお尋ねください)
初盆の時期については、地域やお寺様や宗派により違いがあります。旧暦でお盆を行う地域と、新暦でお盆を行う地域があり「初盆」も7月15日頃と8月15日頃とに分かれます。
初盆は旧暦でも新暦でも、どちらで行っても夏の暑い時期に行われます。毎年のお盆行事とは違い「初盆」は故人にとってもご遺族にとっても、初めてのお盆ですのでとても重要な法要です。
昔の初盆は、僧侶を自宅にお招きし初盆法要を行うことが多かったのですが、現在では住宅事情などもあり、お寺で初盆の法要を行いその後料理屋さんなどに場所を移し、参列者と食事をするという流れが増加しています。
初盆参りの時の服装マナー
初盆については、上記に記しましたのでご理解いただけたでしょう。しかし、もう一つ考える必要があります。初盆とは「喪に服す」ということではありません。
故人が初めてあの世から家に帰っていらっしゃるので、「お経をあげ」集ったみんなで楽しく時を共有し、故人を偲び語り合い、そして食事を分け合うことです。となると、喪服とは喪に服する服装ですので、場違いなことにもなりかねません。
初盆の時の親族の服装
もちろん、初盆の服装は正装が望ましいと言われる方もあります。この点については後程として、初盆は盛夏の時期ということもあります。服装にはどんな点に注意すれば良いのでしょう。初盆の男性・女性、そしてお子様方の服装のマナーについて考えてみましょう。
略礼装が服装としては最適と各種のマナー本には書かれています。ただし、冬用の略礼装ではとても暑いので、今回は盛夏の時期に行われる「初盆」ということですので、それにふさわしい服装をご紹介します。
男性の場合には
高級サマーフォーマルです。素材も清涼感があり弾力性がありシワになりにくい素材で仕立てられたフォーマルウエアは、夏の汗にも湿気の多い時期にもべタつかず爽快な着心地です。夏の服装としてお手持ちに加えられることをします。特に初盆の際の施主の服装として最適でしょう。
仕様:ダブル4ボタン、半裏仕立て、メッシュ裏地、ワンタック、アジャスター付き
機能:抗菌防臭加工
素材:表地/ウール75%、ポリエステル25%、裏地/ポリエステル、キュプラ
Amazon参考価格:52,920 円
女性の場合には
・素材:ジャケット 表地/ポリエステル100%、 裏地/ポリエステル100%
ワンピース 表地/ポリエステル100% 、裏地/ポリエステル100%
・サイズ:9号、11号、13号、15号
・ご利用シーズン:オールシーズン対応
Amazon参考価格:13,932 円
初盆の法要に列席される場合には、ジャケットを脱いでのご列席でよろしいのですが、ジャケットはお持ちになられることをします。
故人の知人や友人として初盆の法要にご列席の場合ですが、正式マナーとしては略式喪服という服装でしょうが、ここで大切なポイントがあります。
それは、施主や遺族の人たちよりも招かれた列席者である知人友人の服装の格が上になってはいけません。あらかじめお尋ねいただく方が無難です。近年では、暑い季節のことですから地味めの平服での列席の方も多くなっています。
初盆の時の子供の服装
カラー:紺(襟/白)
素材:表地/ポリエステル65%、綿35%、裏地/ポリエステル
サイズ:90、95、100、110、120、130
Amazon参考価格:6,922 円