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【男女別】貴族の服装|中世ヨーロッパ/英国/18世紀/16世紀

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カテゴリ:コーディネート

更新日:2020年02月03日

【男女別】貴族の服装|中世ヨーロッパ/英国/18世紀/16世紀

貴族の服装の歴史と特徴を辿る

貴族とは、特権を備えた名誉や称号を持つ人たちのことです。国や地域によって定義や成り立ちは異なりますが、階級社会において上位に位置する社会集団のことを指しています。華やかな印象のある貴族社会の、主に服装についてまとめました。

中世ヨーロッパの貴族の服装

11世紀から12世紀にかけてのフランスを中心とした西ヨーロッパの当時の男性貴族の服装は、袖や襟元、裾に刺繍が施された麻製の肌着と、ブレーにウールの長靴下、ブリオーという上質の毛織物や絹を使った衣服と毛皮の裏地のマントルが流行でした。この頃の貴族にとっては、肌着とブレーだけの姿は『裸』と認識される程に非常に恥ずかしいものだったのです。

この頃の女性貴族の服装は、裾が大きく広がったドレスなどではなく、ブレ―を着用しない以外は男性とほとんど同じような服装をしていました。髪型は、膝に届くほどのロングヘアーが主流で、1本ないし2本のおさげ頭が当時の流行のヘアスタイルです。長らくストンとしたシルエットのドレスが主流でしたが、14世紀になってようやく絵画でよく見るような裾の広がったドレスが登場することになります。

16世紀のヨーロッパにおける貴族の服装

16世紀はヨーロッパにおいて近代の始まりとされる時代ですが、中でもスペインが16世紀半ばに新大陸を発見したことによって得た富でヨーロッパの経済を支配しました。

服装もスペインスタイルが大流行しました。スペインスタイルのドレスは、イタリアで生産された上質なレースがふんだんに使用されたとても高価なものだったので、各国に広まる中でそれぞれの国の特徴を取り入れながら拡散したのです。

18世紀のフランス貴族の服装

18世紀のフランスといえば、ルイ15世のフランス宮廷から始まったとされる美術様式ロココを思い浮かべる人も多いことでしょう。建築や絵画など、煌びやかな文化が花開いたこの時代は、絶対王政の末期で貴族文化が栄えていたこともあり、その服装もまた華やいでいました。

特に女性貴族の服装は、針金やクジラの髭で作られたペチコートを用いた裾を広げた巨大なドレスが有名です。フランス宮廷の正装であるローブ・ア・ラ・フランセーズを着用する際は、腰元から横に大きく広がったパニエの形から『肘付き』とも称されていました。

マリー・アントワネットの革新的な服装と髪型

ルイ16世の王妃であるマリー・アントワネットは18世紀において最も有名な人物といっても過言ではないでしょう。彼女の服装やヘアスタイルもまた一時代を築きました。ローズ・ベルダンというデザイナーの作るドレスを好んだ彼女の影響で、新進ファッションがフランス国内だけでなくスペインやポルトガル、ロシアの女性貴族に流行しました。

特に髪型は、最初のころは顔の1.5倍ほどもあった超盛スタイルでしたが、徐々にエスカレートしていきます。頭飾りも草木をまるで庭のように飾り付けたり、小さな船の模型を作らせて頭に乗っけたり、とにかく革新的なスタイルでした。

当然このヘアスタイルは周囲の目を惹きつけましたが、一度作り上げるとなかなか解体できず上流貴族でも1週間、身分の高くない貴族は1か月もこのような髪型で過ごしていました。服装や髪形に対する並々ならぬこだわりが見受けられます。

19世紀の英国の貴族の服装

19世紀のイギリスでは、長い間ヴィクトリア朝が続きました。この時代は、イギリス本国や植民地の服装や建築、文学などの芸術においてたくさんの変化が現れることとなります。

ヴィクトリア朝の女性貴族の流行服

1840~50年頃の女性の貴族の服装は、ドレスの袖が幅広く膨らんでいて、色は飾り気のない淡い色が主流であり、装飾も花の飾りがついているくらいのもので、コルセットやペチコートを用いて裾を大きく膨らませていました。1850年ごろに開発されたクリノリンという針金などを輪上に組んだ骨組みの下着が台頭し、スカートの膨らみは更に大きくなっています。

1870年代になると、非公式のお茶会などにはコルセットを使用しないお茶会用のドレスが登場し人気を博しました。一方公式の場では、バッスルというスカートの後ろだけを膨らませるための新たな下着が発明され、それまでは自分を中心に大きな円を描いたシルエットが人気でしたが、バッスルの発明とともに全面は平らで後ろのお尻部分が大きく膨らんだシルエットが主流になっていったのです。

ヴィクトリア朝で長く愛用されたクリノリンやバッスルですが、1890年代になると女性たちはスリムなシルエットの服装を好むようになったため、ほとんど見られなくなっていきます。

ヴィクトリア朝の流行ヘアスタイル

小さな帽子を前頭部にちょこんと乗せるヘアスタイルが確立したのもこの頃です。1880年代にはボンネットといわれる帽子も女性貴族の間で流行しました。

初回公開日:2017年10月12日

記載されている内容は2017年10月12日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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