覚えにくくて困っちゃう!「役職名」
取引先にメールや書類を送る時などに、悩むことが多いのが送り先の方の役職名についてです。社内でなんとなくルールが決まっていて、人に書き表し方を聞ける状況ならともかく、初めて社外とやり取りをする、または誰かに聞いてみても「そんなの常識でしょ?」と言われてしまう、なんて場合は大変困ります。
ここではそんな、役職名について、いざ、という時に困らないように、まとめてみました。きちんと知っておきたいという方も、今まさにどうしたらいいか悩んでいる方も、ぜひご覧ください。
役職名の一覧
まずは役職名にはどのような種類があって、どれがどの順番で上位の役職名なのかについて確認していきましょう。
まずは「役職」についての説明と「序列」の紹介から
そもそも「役職」とは、「ビジネスにおいて責任や職権に応じて生じる役目や職務のこと」を指します。例えば、部長であれば「組織の中の部門を取り締まる役目・職務」があるということになります。
ただし、これからご紹介していく役職の位置付けに関しては、一般的には「こう」というだけであり、会社によっても役職の位置付けは一様ではないので注意が必要です。
では、役職がどの順で上位になるのか、偉いのかについて、詳しくみていきましょう。
この順で偉い!
役職は「取締役会長」、「代表取締役」、「取締役」、「執行役員」、「部長」、「課長」、「係長」、「主任」、「平社員」の順で、責任が重く重要な役目を負っています。
全ての会社が、今あげた全ての役職を設けているわけではなく、会社の規模によっては、「代表取締役」が1人、「課長」が2人、「平社員」が10人、というような形態を持っていることもあります。
役職名も一様じゃない?
先ほどあげた役職名の中には、あまり聞かないものも多かった、という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
実は「取締役会長」と一口に言っても、企業によって呼び方が違う場合があります。先ほどあげた役職名に、一番近い役職名についても知っておくと便利ですので、こちらもチェックしていきましょう。
取締役会長と近い役職
この役職名に近い役職名が、「相談役」、「顧問」、「理事長」です。組織の代表として責任を負う立場にある役職に与えられる呼び名となっています。ただし、必ずしも代表としての権限をもているわけではなく、名誉職である場合もあります。
代表取締役と近い役職
この役職名に近い役職名が「社長」、「代表取締役社長」、「取締役社長」、「頭取」、「最高経営責任者」です。こちらは株式会社の代表権を持っている取締役のことを指す呼び名です。
先ほどの代表取締職が取締役会長職とどう違うのか、と言いますと、取締役会長が、一番偉い地位にはいるけれど、必ず代表としての権限があるわけではないのに対し、代表取締役には必ず権限が伴うというところに違いがあります。
企業によっては、取締役会長はおらず、代表取締役しかいないという場合もあります。
取締役と近い役職
この役職名に近い役職名が、「副社長」、「専務取締役」、「常務取締役」、「役員」です。代表権は持っていないけれど、企業の運営に対して責任や権限をもつ役目を負っています。
執行役員と近い役職
この役職名に近い役職名が、「上席執行役員」です。取締役の指示の下、業務を執りおこなうことに対して責任や権限をもつ役目を持っています。
部長と近い役職
この役職名に近い役職名が、「本部長」、「副部長」、「本部長代理」、「ゼネラルマネージャー」、「次長」、「支店長」、「工場長」、「シニアマネージャー」です。企業の中の課や組織などを取り締まり、管理する役割を持っています。
課長と近い役職
この役職名に近い役職名が、「班長」、「リーダー」です。企業の中で最も小さな単位の係を取りしきる役割を持っています。