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修道士の服・一日の生活・「神父」との違い・なる方法|結婚

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カテゴリ:転職・就職

更新日:2020年03月12日

修道士の服・一日の生活・「神父」との違い・なる方法|結婚

修道士の服ってどうなってるの?

修道士の服はゆったりとした動きやすい服になっています。彼ら修道士のモットーは「清貧」「貞潔」「従順」なので、この清貧を表すために一色だけの地味なトゥニカというワンピースを羽織ります。修道会によっては、その上に作業用のエプロンの代わりとなるスカプラリオというものを羽織ります。また、トゥニカには修道会によって色が異なってきます。

よく見かけるのは黒い修道服ですが、世界にはさまざまな修道会があり、その修道会のモットーや時代などに合わせて色も何種類かあります。では、それぞれの修道会の違いをご紹介していきましょう。

そもそも修道会ってなに?

修道会というのは、ローマ法王から認可を受けた、キリスト教の教えやその精神などを集団生活しながら学ぶ信者の集団組織のことを言います。修道会にはそれぞれの特色や、キリスト教へ対する考え方の微妙な違いなどがあり、暮らし方もさまざまです。ただし、どの修道会にも共通しているモットーがあります。それが「清貧」「貞潔」「従順」です。

現在では、修道会へ入って修道服を着ることは一般の信者たちとの間に壁や、階級意識のようなものを与えるとして、修道服を着ない修道会もあります。修道女は頭にかぶり物をしますが、スカートをはかなくてもいい修道会もあり、カーディガンとパンツスタイルで活動している修道女もいます。頭にかぶり物をしない修道女もいます。

イエズス会の修道服

法王の精鋭ともいわれるイエズス会の修道士は現在世界112か国で2万人いるとされており、修道会としては世界有数と言われています。彼らの修道服は、主に黒を基調としていますが、修道士が叙階と言って、神父になるための誓いをたてその儀式を行うときには白い服を着ます。

イエズス会で有名な人と言えば、フランシスコ・ザビエルですが、彼は日本でキリスト教の宣教活動をする際には、日本への敬意をこめて、絹でできた黒い修道服を着たといわれています。

シトー会の修道服

シトー会とは、ベネディクト会という修道会からさらに派生した修道会です。この修道会の修道服は白く、これにも理由があります。シトー会はベネディクトという聖人の教えを厳格に守ることで有名な修道会です。

しかし、同じくベネディクトの教えを守るクリュニー会という修道会では贅沢で豪華な生活をしていたため、クリュニー会のように染料を使わない、という意味を込めて白い修道服にしたといわれています。

このためシトー会の修道士は、「白い修道士」と呼ばれるようになりました。現在シトー会はトラピスチヌとも呼ばれており、日本国内では北海道函館市にシトー会の女子修道院、男子修道院としては栃木県、兵庫県、大分県、佐賀県にあります。函館の女子修道院の修道服は白いトゥニカに黒いスカプラリオをつけています。

フランシスコ会の修道服

フランシスコ会の修道服は、頭巾のついた灰色の修道服となっています。これにも理由があります。フランシスコ会を開いたフランシスコの教えには「無所有と清貧」という考えがあります。この精神にのっとって、染色をしない灰色一色の修道服を着るようになっています。

現在では靴を履いていますが、昔のフランシスコ会の修道士たちは履物を履かず、裸足で宣教活動を行いました。

フランシスコ会の規則には、「修道士は頭巾付き上着一枚だけを持ち」と書かれています。腰には縄を結びますが、この縄には3つの結び目があり、この結び目には「清貧」「貞潔」「従順」の意味がこめられています。

カルメル会の修道服

カルメル会の象徴と言えば、茶色のスカプラリオでしょう。カルメル会の修道服は白いローブの上に茶色のゆったりとした前掛け状のスカプラリオをかけます。カルメル会の規則ではこのスカプラリオは重んじられており、これを付けずにミサに参加することはできません。もし着用せずにミサに参加してしまった場合、速やかに破門とされます。

この茶色のスカプラリオは当時の法王が、聖母マリアが「これをつけることで煉獄にいる死者が救われる」と教えられた幻視を見たところから来ているといわれています。それ以来、カルメル会ではこのスカプラリオを重要なものとして着用してきました。カルメル会は全世界に修道会があり、日本国内でも女子、男子修道会があります。

修道服のローブの意味って?

修道士が来ている長いローブはトゥニカといいます。これは古代ローマ時代から着用されていたものでした。もちろんキリスト教の開祖であるキリスト自身も着用していたといわれています。トゥニカは2枚の布を肩とわきの部分を縫い合わせただけでできていて、頭からすっぽりとかぶって着用します。大きめに作られているため、腰に縄などを巻いてたるみをなくします。

現在では、トゥニカをチュニックと呼んだりしています。

修道士の一日の生活

修道士の朝は早い時間から始まります。早い修道会では3時に起床します。それから祈ったり、聖書を読んで少しの時間を過ごします。では、ある修道会の一日を見てみましょう。

時間内容
3:30起床
4:00祈り、黙想、聖書を読む
6:00ミサ
7:00朝食
8:00祈り
8:30仕事
11:30祈り
12:00昼食
12:45祈り
13:00仕事
16:30祈り
17:00夕の黙想
18:00夕食
18:30自習、講話
19:00寝る前の祈り
20:00就寝

修道士と神父って何が違うの?

修道士と神父に違いはあるでしょうか。修道士は、修道会へ所属している人のことですのでどんな人でも修道会へ入ることを認められたらなることができます。

しかし、神父はそうではありません。神父は決められた神学校で決められた期間(およそ6年間)勉強をする必要があります。また、神父になるためには所属している教会の神父から推薦を受けなくては、神学校へ入ることさえできません。

その神学校で勉強をし、そして叙階の秘跡という儀式を行って初めて神父となることができます。神父となったら結婚することはできません。もしどうしても結婚したくなったら、神父を辞めなくていけません。ここまで苦労してなった神父という職業ですが、実際に辞めていく神父も少なくありません。

神父になったあとは、決められた教会へ配置され、そこでミサを行う仕事が始まります。

神父用の通販カタログがある

修道服とは異なった、神父がミサをするときに着る祭服というのがあります。これは日々のイベントに応じて色が異なり、その日に合わせた色を着なくてはいけません。祭服を買うためには神父専用の通販カタログがあります。カタログはおよそ2cmほどと厚く、非常に多くの祭服や、ミサで使う道具など実にさまざまなものが売られています。

このカタログは一般の人用には配布されておらず、神父となった人にだけダイレクトメールのように送られてきます。祭服は1着5,6万円の手頃な物から30万円ほどするものまで売られています。

初回公開日:2018年05月04日

記載されている内容は2018年05月04日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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