世間が抱く長男の嫁のイメージ
現在、長男の嫁として悩みを抱えている人も多いでしょう。また、長男との結婚を控えており、長男の嫁としての責任に不安を抱えているという人も多いでしょう。
世間的にも長男の嫁と聞くと「大変そう」「辛そう」というイメージを持たれていることが多いです。結婚適齢期が近づくにつれて、男女問わず長男の嫁に対する意識は高くなる傾向にあります。
ひとことに長男の嫁といっても、その実態には家庭により差があることは事実です。
義両親との距離がなにかと近い
結婚を控えた女性にとって、相手の男性の両親との距離感は最も気がかりなものの一つでしょう。一般に長男は両親との距離が近い傾向にあります。
中には相手の男性の両親と仲がよいという女性もいるでしょうが、その一方で義両親とは一定の距離感を置きたいと考える人も多いです。
長男の嫁は義両親にとっても特別で、複雑な関係性であると言えます。長男の嫁を大切だと思うあまりに、過干渉になってしまう義両親も多いです。
冠婚葬祭や行事ごとの時の役割が大きい
長男の嫁は義両親だけでなく親戚にも気を使わなければなりません。冠婚葬祭や行事などでは手配をすることが多く、常に周りに気を配る必要があります。
長男の嫁は周りからの期待が大きい分、それに応えるために努めることを期待されています。長男の嫁の多くはこの問題を抱えており冠婚葬祭が憂鬱だと考えている人も多いでしょう。
長男の嫁の負担を減らすには、夫や兄弟の協力が必要になります。助けを求めてみてもよいでしょう。
長男の嫁が抱く切実な悩み8つ
長男の嫁には家庭ごとにいろいろな悩みがありますが、どの家庭でもありがちな切実な悩みもあります。その多くが深刻で、そのことで頭を抱えている長男の嫁も多いでしょう。
長男の嫁が抱く悩みの多くは周りに相談がしにくいものです。夫に相談できればいいのですが、義両親についての悩みが多いので、夫には相談しにくいと考える人も多いでしょう。
長男の嫁の悩みとその原因、解決方法についてまとめてみました。
1:将来的に義両親との同居の可能性が高い
長男の嫁の悩みとして最もポピュラーなものが、義両親との同居です。一般的に長男は責任感があり、両親との同居を希望する人も多いです。老後を近くで見守りたいという理由からです。
長男の嫁にとっては、生活に義両親が関わってくるのは避けたいと考える人が多いです。同居となるとプライバシーの問題も発生してきます。
義両親を見守りたいという理由があるのであれば、義両親と比較的近くに住むことをします。
2:子作りや跡継ぎのプレッシャーが強い
義両親がお店をやっていたり職人をしているという人もいるでしょう。夫もその仕事をついでいる場合、長男の嫁には子作りや跡継ぎのプレッシャーが降りかかってきます。
現在では子供を作らないという選択肢もあるため子供についての価値観の違いは大きな問題だといえます。
子供は授かりものという言葉があるように、子供に関しては重く考えすぎず自然の流れに任せることをします。夫は味方をしてくれることも多いでしょう。
3:行事の度に帰省が強制的になりやすい
義両親の近くに住んでいる人なら良いですが、遠く離れて住んでいる人にとっては帰省はとても大きな負担になります。長男の嫁は行事の手配をすることも多いので、帰省が強制的になりやすいです。
夫にとっては実家は過ごしやすい空間ですが、長男の嫁にとっては緊張してしまうという人もいるでしょう。
夫の兄弟やそのお嫁さんと仲が良ければ、行事ごとや年ごとに手配を分担する相談をしてみるのが良いでしょう。
4:手伝いをすることが強要されがち
例えばお正月に義両親の家に帰省した際に、長男の嫁は義母の料理を手伝う必要があるでしょう。手伝うことは強制ではありませんが、義母が働いていて長男の嫁が休むことは、あまり好まれません。
長男の嫁にとっては手伝うために気を張り続ける必要があるといえます。たとえ義両親から休むように言われたとしても、素直に休むことには抵抗がある人も多いでしょう。
積極的に働く姿を見せれば、義両親からの印象はよくなるでしょう。
5:夫が義両親を優先する可能性が高い
長男は両親を世話する責任があるという意見を持っている人は多いです。そのため自身のことよりも義両親を優先する可能性が高くなってしまいます。
例えば義両親と旅行に行くことになった場合、義両親が行きたい場所を優先させることもあるでしょう。長男の嫁には我慢をしなければいけないことが多いといえます。
6:習慣の違い
義両親との間に習慣の違いがある可能性もあります。関東と関西であったり、日本と外国であったり、習慣の違いは生活の仲でとても大きな問題となります。
長男はその土地の習慣に染まっている可能性が高いので、長男の嫁はいたるところで習慣の違いによる壁にぶつかることがあるでしょう。