ボーダーコリーとは
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ボーダーコリーはイギリス原産の牧羊犬です。
イギリスとスコットランド、ウェールズの国境(ボーダー)で多く飼われていたことから、ボーダーコリーと呼ばれているそうです。
ボーダーコリーは賢い犬として有名ですが、残念なことに最後まで飼えず、手離す人が多い犬種でもあります。十分なしつけが難しく、朝晩約1時間以上の散歩が必要などの理由が挙げられます。
ボーダーコリーは、はじめて犬を飼う人には難しい犬種とも言われているため、飼う際は習性や生態を十分に考慮してください。
ボーダーコリーの習性・生態
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ボーダーコリーは、賢くて体力があり、好奇心旺盛でかわいい犬です。主人に対して忠誠心が非常に強く、言うことをきいてくれるため、飼い主冥利につきますね。
牧羊犬として羊を守ってきた習性も残っているので、しつけは必要です。きちんとしつけていなければ、知らない人や気になったものに、飛びかかってしまうこともあります。
また、飼い主との主従関係が崩れる、愛情不足を感じる、といったことで吠えぐせがついてしまうこともあるので、ボーダーコリーと良い関係を築くには、飼い主さんも犬と一緒に成長する必要があるでしょう。
ボーダーコリーのかわいい見た目
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ボーダーコリーというと、好奇心旺盛なかわいい表情、たれ下がった耳、メリハリのある黒と白の毛色を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
ボーダーコリーは、ふさふさとしたダブルコート(二重毛)の子が多いです。また、バイアイ(目の色が片方ずつ違う)の子犬が生まれやすい犬種のひとつでもあります。
体形は中型で、体高53cm、体重14~22kgほどまで成長するといわれています。牧羊犬ならではの少し短めの脚、しっかりとした体つきもボーダーコリーの魅力でしょう。
毛色のメリハリ
ボーダーコリーは毛色のメリハリが美しい犬です。ブラック×ホワイトをはじめ、ブルー×ホワイト、レッド×ホワイト(茶×白)など、様々な毛色を持っています。
黒×タン(黄褐色)×白の3色のトライカラーのボーダーコリーもいますが、はっきりとメリハリのある毛色です。
ただし、ボーダーコリーにもメリハリのある毛色ではない、ブルーマールという毛色の犬もいます。ブルーマールは淡く大理石のように混ざり合った毛色です。
かわいいボーダーコリーの魅力とは?
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ボーダーコリーは、見た目だけではなく好奇心旺盛な性格もかわいいです。牧羊犬の持つ賢さから生まれる、魅力的な可愛さが多くあります。
こちらでは、ボーダーコリーの魅力である「都合の悪いことは聞こえないふり」「人によって態度を変える」「小悪魔的なズル賢さを持っている」「笑って許される加減を知っている」の4つを紹介します。
- 都合の悪いことは聞こえないふり
- 人によって態度を変える
- 小悪魔的なズル賢さを持っている
- 笑って許される加減を知っている
都合の悪いことは聞こえないふり
ボーダーコリーの頭の良さは、悪知恵がはたらいて聞こえないふりをする、ということにも表れています。
自分が飼い主さんに褒められることをした時は猛アピールするのに対し、怒られるときや都合の悪いことは、聞こえないふり、知らんぷりという具合です。
食べたくないものを出されると、聞こえないふりを通り越して、寝たふりをするボーダーコリーもいるようです。
人によって態度を変える
ボーダーコリーは、状況判断が優れた賢い犬ゆえに、人の性格や態度をよく見るようです。品定めならぬ人定めといってもいいでしょう。
「この人は家族じゃないから知らんぷりしよう」「この人なら洋服をくわえても怒られないぞ」などを瞬時に見極め、態度にします。ボーダーコリーは、人見知りしやすいと言われていて、なかなか人に慣れない場合もあります。
一方で、人見知りのボーダーコリーが自分に懐いて甘えてきたら、たまらなくかわいいという人もいるでしょう。
小悪魔的なズル賢さを持っている
ボーダーコリーは、人が好きで甘え上手です。ボーダーコリーの甘え上手なところが小悪魔的なズル賢さにつながります。ほめてほしい時、おなかが空いた場合など、どうすれば飼い主さんがこたえてくれるかをわかっているのでしょう。
おやつが欲しいと飼い主さんに、キラキラした目で「ワタシ、いい子でしょ」とアピールしながらそばに来るボーダーコリーもいます。
いつも一緒にいる飼い主さんでも、ボーダーコリーのかわいい表情に負けて、ついおやつをあげたくなるでしょう。
笑って許される加減を知っている
前述したように、ボーダーコリーは状況判断が得意です。「ここまでのいたずらは怒られない」といった、微妙な判断もよくできます。
「入っては行けないスペースに、おもちゃを投げ入れて“しょうがないよね”といった顔でおもちゃを取りに行く」「たたんだ洗濯物を、くわえて持って行くとNGだけど、ぐちゃぐちゃにするだけならOK」など、笑って許される加減を知っています。