臆病な犬のしつけ方法1:褒めて自信をつけさせる
臆病な犬は自分に自信がなかったり、周囲に対して信頼がおけないということが原因であることもあるでしょう。いつも怖がっているものに対して臆さない態度でいられたときは、褒めてあげましょう。
保護犬など過去に心の傷を負ったことがある犬の多くは、自分に自信がありません。だから褒めて自信をつけてあげることにより、少しずつさまざまなことに慣れさせてあげましょう。
もちろん褒めるだけではなく、悪いことしたら適度に叱るのも大切です。
臆病な犬のしつけ方法2:様々な経験をさせる
いつもの散歩コースだけではなく、ほかの道を散歩してみたり、音が出るおもちゃをプレゼントしてもいいでしょう。臆病な犬もさまざまなモノやいつもと違う景色を見たり、人や他の犬と触れ合うことが重要です。
飼い主が休日の日にはドッグカフェやドッグラン、遠方まで一緒におでかけすることが犬にとって大きな刺激になります。
臆病な犬は自分が知らないことに対して怯える場合が多いので、犬と一緒にリフレッシュがてら遠方や普段行かない場所へおでかけするのも良い経験になります。
臆病な犬のしつけ方法3:他犬と触れ合わせる
家族以外の他の犬と触れ合うのもおすすめの方法です。
通常の犬は生まれてから母犬や兄弟犬と数ヶ月ともに過ごし、犬の社会を学びます。母犬や兄弟犬と一緒に過ごすことにより、やってもいいことやダメなことを自然と身に付けるのです。
ただ、母犬や兄弟犬と生まれてから早くに離されてしまうと、人間との接しかたばかり身についてしまいます。
ドッグランや散歩などで他の犬と触れ合うことにより、犬同士の挨拶の仕方や、距離感、犬の社会性を少しずつ覚えていくでしょう。
臆病な犬のしつけ方法4:専門家によるトレーニングをする
どうしてもうまくいかないのであれば、獣医やドッグトレーナーなどのプロによるトレーニングをするといいでしょう。
最初のうちは怖がりな犬だと、トレーニングを怖がるどころか、知らない環境やにおい、獣医やドッグトレーナーなど知らない人間に怯えてしまい、吠えたり噛んだりするかもしれません。
そんな時は、飼い主や家族だけで抱え込まないことです。環境や飼い主の接しかただけではなく、もともと臆病で怖がりな犬もいます。プロを頼ることも大切です。
臆病な犬をしつける時の注意点
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- 根気強くしつける
- 愛犬のペースで行う
臆病な犬をしつける時の注意点1:根気強くしつける
臆病な犬をしつける時の注意点その1は、犬と向き合い根気よくしつけていきましょう。
臆病な犬は、何が怖くて何が怖くないのかもわからず、反射的に怖がっている場合が多いようです。そのため何が良いことなのか、何が悪いことなのかも認識していないことが多くあるでしょう。
すぐ苦手なモノを好きになったり得意になるのは人間でも難しいです。だからこそ、根気強く向き合っていきましょう。
臆病な犬をしつける時の注意点2:愛犬のペースで行う
臆病な犬をしつける時の注意点その2は、無理強いせず、愛犬のペースで行いましょう。
人間にも犬にも自分のペースがあります。記憶力や何かを身につけていくのも、無理強いすると身につくものも身につきません。
怖がるものを何度もみせたり押し付けるのではなく、きちんと様子を見ながら愛犬のペースで怖いものと怖くないものを教えましょう。適度な距離感で犬と向き合うことで、絆や信頼も深まるでしょう。
臆病な犬にならない為の対策法
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子犬のうちから、臆病で怖がりな性格の犬にならないための対処法を解説します。
臆病な犬の特徴で生まれたときから怖がりな子犬もいますが、そのまま単純に成長していくだけでは性格は変わりにくいでしょう。子犬の頃に対策をとることで、成犬になった時に臆病さが軽減されるでしょう。
子犬の時に色んなものに触れておく
子犬のうちは成犬になったときよりも学ぶ力や警戒心が大きく異なり、子犬のときに経験したことは大きく記憶に残ります。
そのため、子犬のうちからさまざまなものに触れさせ、経験させることで、苦手だったり恐怖を覚えていた対象にも克服しやすいでしょう。
怖いものは排除する
子犬のうちから臆病な性格の犬もいますが、成長する過程や環境で怖いものや苦手なものとして記憶してしまい怖がりで臆病な性格になる犬もいます。
まず、愛犬にとって何が怖くて苦手なものなのか知ることが大切です。
恐怖を覚える対象が常に近くにあることは、恐怖を克服するよりも、余計に苦手になってしまったり大きなストレスを与えます。
ただ、家族や現在認識している自分の安全地帯だけでずっと臆病なまま成長していくのは、飼い主にとっても負担になるでしょう。
まずは愛犬が恐怖を覚える対象を知り、排除してあげましょう。その後は少しずつ触れ合わせることで、徐々に克服していく流れが良いでしょう。
臆病な犬の性格は子犬時のしつけが重要
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ここまで臆病な犬のさまざまな特徴、しつけの方法、しつけをするときの注意点、対策を解説してきました。
人間と同じように犬にも怖いものや苦手なもの、嫌いなものや好きなものは性格により違います。ただ、いろんなことを学んでいけるパートナーということも忘れないでください。
飼い主も愛犬も怯えるものが少なく、笑顔が多い毎日を過ごせると良いでしょう。