頭が切れる人ほど心配性である
頭が切れる人が常に不測の事態を予測し、そうなったときの対処法を考える癖があるのは心配性だからです。勉強においても「テストでこの問題がこんな捻った形式で出題されたらどうしよう」とか「今は完璧に覚えているけれど3日経ったら忘れるかな」など、頭が切れる人の頭の中はいつも心配ごとでいっぱいです。
いても経ってもいられなくなり、つい対処法を考え行動に移してしまうのです。頭が切れる人は仕事や勉強だけでなく、恋愛や遊びといったプライベートな面においても心配性が出てしまいます。例えば旅行に出かける際「荷物に忘れ物はないか」「飛行機の時間は合っているか」「現地のホテルの予約は大丈夫だろうか」など、様々な心配ごとが頭を駆け巡り、確認せずにはおれません。
そしてその確認は頭が切れる人としては当然のこととして、無意識におこなうのです。頭が切れる人は疑問や心配ごとが頭に浮かぶと、それをすぐに緩和したいために、迅速に問題解決への答えを導き出すような思考回路が、自然に出来上がっているのです。
自分の考えに対してぶれることがない
頭が切れる人は自分の考えに対してぶれることがありません。それだけ自分が培ってきた経験というものに自信を持っているからです。周りの意見に流されることなくしっかり自分というものを持っており、失敗しない方向性を見極める眼力を持っています。
そうでない人は頭が切れる人に対して人生経験がまだ少ないためか、不測の事態がおこったときの対処法がわからず、自信もありません。そのため周囲の意見を聞くと右往左往してしまうのです。また、客観的にものごとを捉えることが得意な頭の切れる人は、ぶれないとはいえ自分の考えを他人に押し付けるような真似は決してしません。他人の意見は他人の意見として、周囲とのバランスを上手に図っているのです。
記憶力の違い
頭が切れる人は記憶力が良いという点も、特徴として挙げられます。日頃から、覚えておかなければいけないことを直感的に感じ取り、必要なものだけ脳に溜めていくトレーニングが、無意識にできてしまっているためと考えられます。
記憶力の違いは、これは覚えておかなければいけないという意識の違いであるともいえます。いくら頭が切れるといっても、人間は忘れる動物であり、時間が経てば覚えたことも霞んでいってしまうものです。そのため、頭が切れる人はすぐにメモを取ったり、覚えておくべき情報をイメージとして植えつけ、次に活かそうと努力をするのです。
不満の度合いの違い
頭が切れる人は、不満を多く抱えていません。例えば失恋したとしても、頭の切り替えが早いため、すぐに仕事モードにシフトチェンジすることができます。心が論理的思考なので、感情をコントロールする力が備わっており、不満も無意識のうちに抑制することができるのです。
いつまでも失恋についてずっと悩んでしまうタイプの人は、不満を溜めやすく、集中力も落ちてしまうため、日常生活に支障をきたしてしまうこともあります。不満を上手に回避するよう、頭の切れる人は趣味や娯楽といった時間も大切にしています。
頭が切れる人になるためには
脳をしっかり休める
頭が切れる人は前頭葉を活発に働かせています。前頭葉は思考や創造性を担う脳の最高中枢といわれています。しかし前頭葉を1日フルに回転させると、頭が切れる人でもエネルギーが切れてしまい疲れてしまうのが普通です。そして睡眠不足に陥ると、脳の前頭葉が正常に機能しないばかりか集中力も落ち、生活そのものの質も下がってしまいます。
頭が切れる人になるためには、しっかりとした質の良い睡眠をとり脳を休めることが大切です。深夜に就寝、早朝に起床といった睡眠時間の人も決して珍しくはありませんが、日中眠くなるようであれば、それは睡眠がしっかりとれていないサインです。毎日決まった時間に就寝、起床をして自分にとってベストな睡眠時間を確保するようにしましょう。
時間を区切りながら作業をする
頭が切れる人が集中している時間というのは、実はそんなに長くありません。人は、そんなに長い時間集中できる生き物ではないことを熟知しているからです。30分でこの作業をする、そのあと15分の休憩をとり、残りの1時間で別の作業を終わらせるといった具合に、頭が切れる人は先々の作業工程のスケージュールを組み立て、取り組んでいる人が多いのです。
だらだらと時間をかけて仕事や勉強をおこなうより、適度な休憩を挟んで取り組むほうが仕事や勉強の効率もあがりますし、脳を無駄に浪費させることもありません。慌てることも少なくなり、ストレスも緩和されます。ざっくりと1日の行動に関するスケージュールを立て、無駄な行動の断捨離をおこない、時間を有効に使うようにしましょう。
人と会話する
頭が切れる人の特徴のひとつとして、会話力に長けるということがあげられます。頭が切れる人は論理的にものごとを考え広い視野を持っているため、相手にわかりやすいよう結論から順序立てて話す傾向があります。抜群の記憶力を活かし、話す相手の情報もしっかり脳裏に焼き付けてからコミュニケーションを図ろうとするので印象力も違います。
会話力をあげて頭が切れる人になるには、とにかく人と話すことです。相手に自分の意志をわかりやすく伝えることを意識しながら話しをすると、自然に会話力がつきコミュニケーション能力もあがっていくことでしょう。
軽い運動をする
運動が脳に刺激を与えることがわかっています。体を動かし汗をかくことで不満が緩和され、気持ちが前向きになり集中力も高まります。デスクワークの人がパソコンに向かい同じ姿勢をとっていると、肩が凝り目も疲れます。さらに眠気が襲い集中力も下がります。
そこで休憩時間に軽いストレッチや外へ出て散歩をすると、頭がすっきりして気分もリフレッシュするでしょう。働きながら何時間もハードな運動をすることはさすがに無理ですが、1日5分程度の軽い運動であれば続けることが可能になります。頭が切れる人は適度な運動で体を動かし、脳をリフレッシュさせている人がほとんどです。負担にならない程度の運動を生活の一部に取り入れ、クリエイティブな毎日を過ごすようにしましょう。
初回公開日：2017年08月19日
記載されている内容は2017年08月19日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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