アルバイトに応募する際の履歴書の自己PR欄の書き方
一般的にはバイトは正社員の補助的な仕事を任されます。そのため雇う側もバイトにそれほど高度なスキルを求めてないことがほとんどです。
そのためバイトに応募する際も履歴書の自己PR欄にはそれほどかっちりと職務経歴書のような細かな内容までは書かなくたも大丈夫です。
もちろん応募する以上は採用してほしいという前提があるので、バイト先に響くような自己PRを書く必要があります。相手のニーズがどこになるのかをしっかり考えて自己PRを書かなければなりません。
初めて
バイト自体を初めてするという場合の自己PRについては、書くことも限定されます。主に性格面のことを中心に書くことが多いです。たとえば初めてのバイトが飲食店だった場合の自己PRは以下のような感じになります。
「人と接するのが好きで、接客の仕事に興味があります。バイト自体が初めてなので不安な面もありますが、部活のテニスで鍛えた足腰の強さとフットワークで動き回れます。また、大きな声で元気に挨拶することには自信があります」
未経験
バイト自体はしたことがあるものの、未経験の業界に応募するのは楽しいと同時に不安も感じることもあります。自己PRでは未経験者ならではの素直さをアピールすると良いでしょう。
「これまでは〇〇のバイトをしていました。今回初めての業種ですが一からしっかりと仕事を覚えていけるように、積極的に取り組んでいきたいです。はじめの頃はわからないことばかりで先輩方にはいろいろ聞くことも多いと思いますが、よろしくお願いします。」
経験者
経験者に対しては会社も最初からある程度の働きを期待します。今までの経験をしっかり自己PRして役に立つ人材であることを伝えましょう。
「この仕事に関して、いままで○年間の経験があります。前職では特に〇〇の業務について任されることが多くありました。〇〇についての知識と経験はしっかり積めたと自負してます。培ってきた経験をしっかりと活かせるように、業務に携わっていきたいと考えています。」
高校生
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高校生のアルバイトの場合は、採用側が期待するのは高度な職務経験ではありません。単純な作業でも真面目に元気よく取り組んでくれることを望んでいます。元気で素直さを自己PRすると良いでしょう。
「これまでバイト経験は〇〇です。いままで学校でもバイトでも無遅刻無欠勤でやってきています。こちらでも任された仕事に関しては責任を持って行いたいと考えています。どんな事でもいいので自分が一番だと言えるようなことを見つけたいです。」
フリーター
フリーターは各種バイト経験が豊富な点が売りです。自己PRをするならこれまでの経歴を生かしてさまざまな状況に対応できる点や、時間的にある程度融通がきく点をしっかりと自己PRしてはどうでしょうか。
「これまで〇〇や△△などいろいろな経験をしてきました。その中で状況に応じて臨機応変に動くことや自分で考えて業務に取り組むことを身に付けてきました。また人が足りない時などはイレギュラーなシフトにも協力できます。」
アルバイトをする際の自己PR欄例文
履歴書には自己PRを記入する欄があるのが一般的です。職歴や持っている資格とは違いここにはこれを書かなければいけないという決まりはありません。特にアルバイトの場合は基幹業務というわけではないので、高度な技術はあまり求められていません。
そのため自己PR欄には、これまでの経験や性格面など、その人となりを採用する側に理解してもらうことを前提に書いていくことをお勧めします。
採用する側にしても、同じような能力や経歴ならより人間的に好ましいひとや仕事そのものに今日にもある人の方を選びたくなるものです。
自己PRは文字通り自分自身はこういう人間で、それが仕事上どのように役に立つかを書くところです。
負けず嫌い
負けず嫌いというのは、向上心や職務能力の開発には必要なものです。バイトも最初は簡単な作業から始まって徐々に難度の高い作業を任されるようになります。そこで負けず嫌いというのは仕事をする上でとても重要な性質ですので、実例などをもとに自己PRとする人が多いです。
「私は部活で陸上をしています。自分で決めた目標が達成できないときや、ライバルが自分よりもいい記録を出すと俄然やる気が出ます。常に日々成長ができるように情熱を持って仕事に取り組んでいきたいと考えています。」
真面目
バイトで重要なのは真面目さです。特に遅刻や欠勤は嫌われます。バイトといえどもお金をもらう以上は与えられた義務を最低限果たす必要があります。また、仕事に取り組む姿勢においても真面目で素直な方を事業主は好みます。
「これまでの学生生活では無遅刻無欠席を続けています。またクラブでは副会長を務めていて、何事にも真剣に取り組むことを優先して考えています。たとえ難しい課題に当たっても諦めずに解決するための方法を常に考えることができます。」
アルバイトの面接での自己PRの仕方
バイトの面接でよく聞かれるのは「志望動機」「これまでのバイト経験」「シフトの希望」「強み、長所」「通勤手段、時間」「(前職があれば)辞めた理由」「(学生である場合)学校との両立」といったところです。
通常は「強み、長所」のところで自己PRすることになります。しかしシフトに融通がきく人はそれが強みになりますし自己PRのポイントになるでしょう。また「これまでのバイト経験」で応募するバイトと同じ業務経験があればそれを自己PRとして推しましょう。またバイト先が家から近ければ遅刻の恐れは減るとか、簡単に辞めないだろうという要素にもなります。
自身の持っているカードと応募先の事情を考慮して臨機応変に上手に自己PRしましょう。