モーリーとは?
熱帯魚をはじめて飼う人におススメな小型熱帯魚の種類は多いですが、その1種がモーリーです。
多くのお店で販売されており、人気種で価格も安いですし、混泳もさせやすいので、気軽に育てやすく、繁殖方法もカンタンで、どんどん増殖していくのも特徴です。
様々な種類がある
メダカの仲間で卵胎生という、ほかの熱帯魚には見られない繁殖形態を持つ魚で、卵胎生のメダカの人気種のグッピーやプラティがいます。
- 直接稚魚を産む
- 丈夫な魚である
バルーンモーリー
バルーンモーリーは、丸くて可愛らしい形が特徴で、色がカラフルでホワイトやブラック、マーブルタイプがいます。
バルーンモーリー飼育方法はほかに比べて水質の変化に弱いので、水換えで急激な水質の変化が起きないように気をつけましょう。
ブラックモーリー
ブラックモーリーは糸状の小さなコケを食べるので、飼うと水槽の掃除もしてくれる有難い存在です。
ブラックモーリーは藍藻やアオミドロなどのコケや、水面にできる油膜も食べてくれますが、エサが充実しているときはあまりコケを食べてくれないこともあるそうです。
ブラックモーリーに頼らず、ちゃんと掃除や水換えをしてあげましょう。
ライヤーテールモーリー
ライヤーテールモーリーの尾びれが長く伸びているタイプの種類で、ほかの種類よりも見栄えがよいのが特徴です。
身体つきはスリムで、比較的メダカに近い身体つきをしていて、観賞用向きの熱帯魚です。
ダルメシアンモーリー
真っ白な、いわゆるプラチナ個体に、黒い無数のスポット模様が特徴です。
素晴らしい柄ですから、水槽のナカでも見栄えしますし、バルーンタイプのダルメシアンモーリーもいます。
友達の家にいったときに、水槽にこんな柄の熱帯魚が泳いでいたら絶対に驚きますし、注目の的になること間違いなしなのが、ダルメシアンモーリーです。
セルフィンモーリー
セルフィンモーリーは、優雅でキレイな「背びれ」が特徴です。
観賞価値の高いモーリーで、セルフィンモーリーの原種である、ポエキリア・ベリフェラを改良して作り出され、人気のモーリーたちを次々と誕生させている元となっている存在です。
ライヤーテールやバルーンタイプはセルフィンモーリーの改良品種とのことです。
直接稚魚を産む
モーリーは、直接稚魚を産む卵胎生魚で、はじめての人でも比較的安易に繁殖をたのしむことができ、また、飼育も容易な種類が多いです。
本来は丈夫な魚ですが、販売されているときに調子を崩している魚もいるので、水槽で落ち着かせてから繁殖をさせましょう。
丈夫な魚である
本来は強健種で、飼育繁殖ともに容易な魚とされています。
これは大量に繁殖されて安価で販売されているため、流通間できちんと扱われないことも原因でしょう。
1回、水槽で落ちつかせた本種は、本来の丈夫さを取り戻し、飼いやすい魚になるでしょう。
やや高いpH(水に含まれる水素イオン濃度指数を表し、この指数が小さいと酸性・大きいとアルカリ性です)を好むので、水槽の水を交換してpHの下がりすぎに注意するといいでしょう。
モーリーを飼育するときの注意
- ※画像はイメージです出典: レースとマカロン|ぱくたそフリー写真素材
バルーンモーリーをはじめとした卵胎生メダカは観賞用に近縁種が多く流通していることから、水槽のナカで交雑しやすいことが知られています。
たとえばオレンジモーリーなどの同属の別種であるブラックモーリーを混泳させた結果、交雑がよく起こっています。