ミラーリングの心理とは
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ミラーリングとは相手の仕草や行動、言動などをミラー(鏡)のように真似ることを指す、コミュニケーション手法の一種です。
ミラーリングを行なうことで、相手に親近感を与える事ができたり、好感を持ってもらうことに役立ちます。
心理学におけるミラーリング
心理学におけるミラーリングは、相手と自分に共通点が多いということがわかっているのであれば、それを活用することで相手との距離をぐっと縮めることができるようになることです。
ミラーリングには「類似性の法則」という法則が深く関係しており、これは人間が自分に似ている、自分と近い人を好むという心理の法則です。
恋愛でミラーリングを使う意味
ミラーリングは恋愛のテクニックとして、かなり強い力を発揮します。
相手とあまり共通点がない場合でも、恋愛テクニックとしてミラーリングを使うことができます。相手の興味や趣味をあらかじめ予習して、知識を蓄えておくという方法です。これにより、相手との距離を縮めるミラーリングを実践できるようになるでしょう。
ミラーリング・10のシチュエーション
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ミラーリングは恋愛に生かすことで、良い結果を生みだすことができます。
注意点としては、ミラーリングを多用しすぎないことや、あからさまに相手の動作の真似をしないようにすることです。自分なりに工夫してミラーリングを使ってみることで、効果をより大きくすることができるでしょう。
以下に、恋愛におけるミラーリングのシチュエーションについてご紹介します。
シーン1:告白するとき
告白をするときは、その前にミラーリングの心理テクニックを使って、二人の距離感を縮めておくことが大切です。
距離が近ければ、相手の心理がよくわかるようになるため、告白のタイミングが計れます。相手が自分をどのように考えていて、どういう心理状態かをよく見極めてから告白しましょう。
告白のタイミングは、相手の機嫌が良いときを狙うとよいでしょう。
シーン2:デートに誘うとき
相手をデートに誘うとき、ミラーリングの心理テクニックを使うことができます。
ミラーリングの心理テクニックを使っていると、相手が自然と心を開いてくれます。相手からの情報が引き出しやすい状態になるので、デートに誘いたい相手の趣味や趣向がわかります。
デートに誘うときは相手の行きたいところや、好きそうな場所を選ぶのが鉄則です。ミラーリングの心理テクニックで、自然な形でデートに誘うことができます。
シーン3:隣を歩くとき
恋愛対象の相手と歩くときに歩調を合わせることで、ミラーリングの心理テクニックが発揮できます。
人間は好きな対象の人間と、自然に歩調を合わせます。このミラー効果を利用して、恋愛対象の相手の隣を歩くときは歩調を合わせましょう。
男性であるならば、女性は必ず車道側を歩かせないように気を使いましょう。
シーン4:ドライブするとき
ドライブするときも、行きたくなくても一緒にトイレ休憩をとったり、同じ飲み物や食べ物を選び、ミラーリングの心理テクニックを使って相手に同調することができます。
ドライブをするコースや食事の場所も、ミラーリングの心理テクニックで事前に聞き出した相手の好みに合わせた場所を、事前にチョイスしておきましょう。
シーン5:ショッピングをするとき
同じ服装はミラーリングの心理テクニックのひとつなので、相手とおそろいや同じ系統の品物を購入するのも恋愛の対策のひとつです。
ミラーリングの心理テクニックを使用して、相手とショッピングをするときは、同じ目線で品物を見ましょう。相手が手もとにある商品に目を向けたら、自分も同じ物を見つめて、相手と視線や興味の方向を合わせることで、同調効果を得ることができます。
シーン6:レジャー施設で遊ぶとき
レジャー施設で遊ぶときも、ミラーリングの心理テクニックを使って、相手と同じ感情表現を心がけましょう。
たとえばおばけ屋敷などでは、恐くなくても相手が恐ろしがったら一緒に恐がりましょう。相手がびっくりしたら自分も同じような表情で驚き、相手が笑ったら笑い、喜んだら一緒に喜び、テンションを合わせて共感します。
同じような表情や反応は、ミラーリングの効果で相手に親近感を抱いてもらうことができます。
シーン7:向かい合って座るとき
相手と向かい合って座るときは、相手と同じ動きをしてミラーリングの心理テクニックを使います。
相手と同じ動作をすると、一体感が増して親愛の情が深まるからです。
相手が笑ったら笑う、髪に手をやったらあなたも髪を触る、相手が椅子にもたれかかったら、あなたも背もたれに背を付けるなど、鏡のような動きをします。ただし、自然な流れで行ってください。相手に真似していることがわかると、不信感を持たれてしまいます。