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感性を磨く方法は?感性を活かす仕事や向いている職業

カテゴリ:自己啓発

更新日:2024年03月17日

EQは心の知能指数(Emotional Intelligence Quotient)という概念です。頭の知能指数であるIQ(Intelligence Quotient)のように、数値で示されます。EQは主に自分や他者の「感情」を察知する能力や、自分の感情をコントロールできる能力を測ります。比較的新しい概念なのでまだ定義もはっきりしていなくて、研究者によってその測定方法も様々です。

ネット上でもよくある「性格診断」とよく似ている部分もよくあり、被験者が自分を良く見せようと答えを正直に言わない問題も指摘されています。それから何を「一般的」とするかは国の文化によって違う事もあるので、日本人にとってよくある傾向でも他国の研究者の作った項目では「偏っている」と出てしまう場合もあります。

このように感性に関する判断は専門家でも難しい事が伺えます。

感性が強すぎる人

生まれつき感性が強すぎて、ちょっとした事でも大きな刺激を受けてしまう人がいます。そのような人はHSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)と呼ばれ始めています。

元々「シャイ」とか「内向的」、「○○恐怖症」と少しネガティブな言葉で表現される人々をポジティブな言葉で表せるということで少しずつ広まっています。音や匂い、光の強弱などの感覚に鋭く、他者の表情や空気を読むことが得意。「なんとなく解る」事ができるので人より理解する速度が早い。空想が好きなどHSPの診断結果が高い人は感性がとても豊かと言い換えることもできます。

ただHSPは感性が強すぎるので、周りの全てから刺激を受けてしまい、体力的にもメンタル的にも疲れやすいという特徴があります。感性が強すぎるのも大変ですね。

感性が豊かかチェックしてみましょう

感性に関する事はまだ研究段階なので、その診断方法もまだまだ正確に数値を測れるものはありませんが、その診断テストに使われる設問を調べると、大体以下のような項目に分かれます。

好きなものが多い

感性が豊かな人は、色々な物事を楽しむことができます。だから「○○が好き!」と言える人が多く、その分野も多岐に渡ります。「この小説が好き」「漫画ならこれ」「音楽なら、このアーティストが好き」「この映画がオススメ!」と幅広いジャンルに「好きなもの」があって多趣味だと感じる人はいませんか?

感性が豊かな人は、「これは好き、これは嫌い」とハッキリしている場合が多いです。
受け取ったものを理屈ではなく、心で感じているので、よりダイレクトに「好き・嫌い」が表れます。また、心がポジティブに刺激されるのを好むので、より多くの物事に触れようとするのです。その結果、元々専門としているジャンルや趣味として持っているジャンルだけではなく、全く違うジャンルの事も多少なりとも知っているという状態になります。

ラッキーが多い

感性が豊かな人は、環境の変化に敏感です。それをやるかはともかくとして流行などにも敏感に反応します。それらを理屈ではなく、心で受け止めるので、直感がよく働きます。例えば、晴れていても「雨が降りそうな匂いがする」と折りたたみ傘を持って行って、突然の雨でも濡れずにすんだというような事はよくあると思います。道を歩いて500円拾ったという時も、道の上に落ちているものに人より早く気づいたからです。

他にも、SNSを眺めていて「今はこんな事が流行ってるのか」「数年後には評価されてそうだな」と感じて、関連会社の株の銘柄を買って大当たり! という事もよく聞く話ですね。「なんとなく、こっちの道は嫌な予感がする」と思い回り道したら、嫌な予感がした方で事故があったというオカルトめいた話も、何故そう思ったかは本人は説明できないけれど、微妙な変化を感じ取っていたのかもしれません。

考察や推理が得意

漫画やアニメ、映画やゲームなので「このシーンで○○があるという事は、△△の比喩で~」というような深い考察をブログやSNSで語る人をよく見かけませんか?中には作者直々に「そこまで考えてないよ」と思わず言ってしまう考察もありますが、それでもその解釈に「なるほど」と唸る事も多いでしょう。

そういった考察が得意な人も、感性が豊かなのです。ちょっとした情報でも敏感に察知して想像を膨らませる事ができます。推理ものを見ていると画面のちょっとした違和感に気づいて探偵役より早くトリックを見破る事ができたり、犯人が解ったりする人もまた感性が豊かと言えます。
中にはトリック云々のまえに、役者の演技で気づくという人もいるでしょう。

共感力が高い

感性が豊かな人は、その場の空気や他人の表情の変化にも敏感です。そして心で受け止めるので、悲しんでいる人を見ると自分も悲しくなってきたり、喜んでいる人を見るととこっちも嬉しくなったりと、相手と同じ感情を共有できるのです。それを共感力といいます。

また「なぜその感情になっているのか」を察する事も得意です。なんだかちょっと不機嫌そうな人がいて、その人がちょっと汗を拭ったら「ああ、暑いのか」という風にその人の不機嫌の理由を察してエアコンの温度を少し下げてあげるといったように、先回りして人に配慮する適切な行動を取ることもできます。

こういった事が出来る人は、人に対する感性がとても豊かであると言えるでしょう。

感性の上手な使い方

ではそんな感性を上手く使うにはどうしたらいいでしょうか。

感性は一人一人違う「受け取り方」のなので、「上手」「下手」というものではないのです。でも「この人は日常から自分の感性を上手く使ってるんだな」「センスいいな」と感じる人はいませんか? その人は「感性の発信者」なのです。感性の発信者というと、なにか特別な存在のような気がしてきますが、そうではありません。現代では携帯電話やスマートフォンにカメラがついていて、ネット上ではSNSが普及しているので誰でも感性の発信者となれるのです。

レストランで食べた食事が美味しいと感じて、パチリと撮った写真をSNSに上げたら、みんなから「おいしそう!」とコメントをもらったり、「いいね!」を押してもらった事はありませんか?自分が感じ取ったものを伝える時にはセンスも必要ですが、センスはコツを知ることで高める事ができます。

視覚

目で見える情報はとても多いです。どんな形なのか、どんな色なのか、構図や明暗どにも表現が隠されています。例えば、赤やオレンジは食欲をそそる色と言われていて、多くの飲食店の看板やロゴには赤やオレンジが使われています。それを応用してSNSに食べ物の写真を上げるとき、少し赤みが差すフィルターを使うと、より美味しそうに見えるという効果もあるのです。暗いより明るい方が美味しく見えるものですし、真上から取るより、ちょっと斜めに撮った方が美味しく見えます。

このように視覚効果を狙った撮り方をすれば、より自分が感じたものを効果的に伝えることができるのです。もちろん、絵が得意な人はイラストを使ってこのように表現するでしょう。

言葉

写真やイラストを使わずに、その食事が美味しかった事を伝える方法もあります。ただ「○○というレストランの食事が美味しかった」と呟くのは自分用の健忘録のようなものです。もちろん、健忘録としてSNSを使っているのならこれでも十分なのですが、他人に伝えるにはその味を想像してもらわなくてはいけません。

その時に必要なのが、自分の五感で感じたことを書くのです。「視覚」「聴覚」「触覚」「味覚」「嗅覚」のうち、伝えたい情報が味覚なら、他の四つの情報を文章にすると、読者に味を想像してもらえます。例えば「外はカリカリ、中はふわふわ。ナイフで切ったらアツアツの鉄板にとろけたチーズがじゅうじゅうと出てきて、ハーブを使った特性ソースの香りが広がりました」と書いた文章があったら、「おいしそう」と共感してくれる人もより多いでしょう。

聴覚

初回公開日:2017年09月03日

記載されている内容は2017年09月03日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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