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落胆したときの対処法・伝え方・落胆の言い換え方法|遺憾

カテゴリ:自己啓発

更新日:2024年04月29日

人生に落胆はつきもの

人生は思いどおりにいくことばかりではありません。思うようにいかないことや、期待したとおりにならないことの連続だと言っても良いでしょう。そして、期待どおりに物事が進まなかったとき人は「落胆」します。

「落胆」とは期待や希望が外れたときに起こります。逆に言えば、最初から期待や希望がないところには落胆は起こりません。期待するから落胆します。希望のない人生なら落胆することもありません。

それでも落胆したときは、苦しい感情に襲われます。どうしたらその苦しい落胆をのりこえていけるのでしょうか。

落胆したときの対処法について

落胆と失望は似た言葉ですが、落ち込んでいる時間の長さが違います。失望は長い間希望が見えないのに対して、今現在がっかりしている状態のことです。

落胆したときの対処法は、まず自分の心が癒される時間を待つことです。時間が経てば落胆は薄れて、いずれは消失していきます。そして新しい希望が生まれます。希望と落胆を繰り返して、人は生きています。落胆の次には必ず希望がやってきますので、その時を待ちましょう。

今落胆している人の心の痛みを和らげるためには、新しい希望を見つけることが有効です。落胆している状態で希望を同時にもつことはできません。理想の明るい未来を思い描けば明日はやってきます。

落胆はいつまで続くの?

心理学によれば、怒りの感情は6秒間で収まるという説があります。では、落胆の感情はいつまで続くのでしょうか。ベルギーのレーヴェル大学で生徒を対象に行われた研究によると、落胆の感情は24時間続くそうです。

つまり24時間耐え忍べば、落胆は次の感情に変わります。落胆の原因となったことへの怒りの感情にかわる可能性もありますし、落胆を次に生かそうとする発奮の感情にかわる可能性もあります。またそのまま忘れてしまう可能性もあります。

ひどい落胆の状態は24時間でそれ以上は続きません。そのことを知っていたら、今あなたががっかりしていても少し気持ちが楽になるでしょう。

希望のないところには落胆もない

希望のないところには落胆も存在しません。希望を持つことは悪いことではありません。希望を持つことでこそ、人は生きていくことができます。

落胆の真っただ中にいる人は期待したように結果がでなくてがっかりしてることでしょう。しかし落胆しない代わりに、何にも期待しない人生はなんと味気ないものでしょう。光のあるところに影ができるように、希望のあるところに落胆は生まれます。

落胆はあなたが希望を持った証拠です。希望を持つこと、それはとても美しいことです。

「落胆」の類語・言い換え方法について

「落胆」を他の言葉で表すなら何と言い換えたら良いでしょうか。落胆の類語には「がっかり」や「失望」があります。

「がっかり」は日常語ですので、落胆を表すときには普段使われやすい言葉です。落胆の気持ちを口語的にフランクに言い換えるときには、「がっかりした」「がっかりする」と表すと良いでしょう。「失望」はほぼ同じ意味ですが、上記のように「落胆」より時間が長いニュアンスがあります。

遺憾の意を表明する?!

「遺憾」は期待や希望がはずれて、残念に思うことや心残りに思うことを表しています。落胆と似た言葉ですが、落胆ががっかりした状態を表現するのに対して、遺憾はがっかりしているという感情そのものを表しています。

外交的に「遺憾の意(いかんのい)を表す」と表現されるのは、直接的に批難することがデリケートな問題の場合に、「思ったようにならなくて残念です。」と伝えています。遺憾には怒りの意味は含みません。相手国に対して怒りではなく、日本が残念に感じているということを表しています。日本らしいデリケートな伝え方です。

また、遺憾は謝罪の意味も含みません。会社が不祥事を起こしたときに有数が会見で「このようなことを起こして、遺憾です」などというのは、「こんなことが起こして残念です」ということを伝えているのであって、「こんなことを起こしてごめんなさい」という意味ではありません。

「落胆」の反対は「奮起」!

「落胆」の対義語としては、「奮起(ふんき)」や「発奮(はっぷん)」があります。勇気や元気をふるい起こすことを表す言葉です。落胆の状態では人はがっかりとして肩を落としています。そこから、顔をあげ立ち上がろうとするときに「奮起」や「発奮」が使われます。

「落胆」の対義語としての「奮起」や「発奮」ですが、落胆の対義語というよりは落胆した状態からの目標とも言えます。あなたが今落胆しているなら、その暗闇から抜け出すためのヒントが「奮起」や「発奮」だと言えるでしょう。

落胆を表す四字熟語は「意気消沈」「失望落胆」!

落胆した状態を表す四字熟語に「意気消沈(いきしょうちん)」があります。「意気消沈」とは意気込みがなくなり、元気をなくすことを表しています。頑張ろうとしていた時にがっかりするようなことになると、元気がなくなってしまいます。そのことを四字熟語で表すと「意気消沈」といいます。

また、「落胆」という言葉を使った四字熟語には「失望落胆」という言葉もあります。失望は夢や希望が無くなって落ち込むことで、「落胆」は前述のように期待したようにならずにがっかりするというということです。「失望」と「落胆」が2重でがっかりした雰囲気を表しています。どんよりと暗いムードが伝わってくる四字熟語です。

落胆したときには「ガックシ」と言って笑おう

落胆をコミカルに笑い飛ばしてしまいましょう。落胆を効果音で表したら「ガックシ」という感じでしょうか。昔の漫画の背景に使われている音のようなものをイメージしてください。落胆したときには「ガックシ」、驚いて落胆するときには「ガーン」など、効果音で表現することで笑い飛ばしてしまいましょう。

効果音は実際に口に出すとコミカルな印象を受けます。自分が落胆していることを明るく伝えようとするときに、大げさに「ガックシ」「ガーン」と言ってみてください。シリアスな感じが薄れ、悲劇性よりも喜劇性が協調されます。

親父ギャグと言われてもかまいませんので笑って立ち直りましょう。自分の落胆を茶化すというのも、大人のコミュニケーションテクニックの一つです。

落胆ってどうやって伝えたらいいの?

自分が落胆していることをどうやって人に伝えたら良いでしょうか。落ち込んでいるのでしばらくの間そっとしておいてほしい場合もあります。

そんなとき心配してくれる友人たちには、「がっかりしているので立ち直るまで少し待っていて」と伝えるのがです。落胆の感情は24時間なので、24時間後にはあなたらしさを取り戻しているでしょう。気心の知れた相手ならコミカルに「ガックシ中です」など、表現するのも良いでしょう。

逆に、真剣に受け止めて欲しい時には「落胆」の言葉を使うと重い表現になります。相手に注意を促す場合など「あなたには落胆しています」と表現すると、真剣さが伝わるでしょう。

メールで気持ちを伝えるときには

メールやラインは現代の重要なコミュニケーションツールです。普段言えないことや言いづらいことも、メールでなら伝えやすいという思う人たちが多いでしょう。しかし顔の見えないメールは、相手によって受け取り方が変わってくるリスクがあります。

落胆は非情にデリケートな感情です。文章のみで表現しようとすると、怒りと間違われやすいというリスクがあります。「がっかりした」という言葉には、受け取り側からは責められているように感じることもあります。

初回公開日:2018年03月09日

記載されている内容は2018年03月09日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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